「おそらく家の外の配管から水漏れしてますねぇ」と言われて、不安になっている方いますでしょうか?
住宅の水漏れの多くが、この外の給水管からの水漏れです。
外部埋設管の漏水工事が、どんな状態か理解して、どういう流れで修理してもらうのか解説し、事前に目を通すことにより、漏水対応を安心して見守ることができます!
実際、この給水管は地面の中にあるので、水が噴き出している様子は見ることが出来ません。
写真のように、給水管がある箇所に穴を掘って、水漏れしている給水管を見つけることからスタートします!
これが漏水調査となります。
漏水調査の費用は0~5万円
一戸建ての漏水調査にかかる費用は、0~5万円が相場です。
金額に幅があるのが、調査してみないと、どこを、どれくらいの範囲で修理すればよいか分からないので、事前に見積書が出せないのです。
戸建て住宅の場合
漏水調査の費用は、調査に要する時間によって変わります。
すぐに見つけられるような調査の場合は、多くの水道業者さんは無料で対応してくれます。
また、外配管による水漏れが想定される調査は、1日で特定できなく、2日かかる場合も少なからずありますが、戸建て住宅の多くは半日以内で特定できるケースが多く、15,000円ぐらいが相場感です。
水漏れ修理の相場はこちら
支払いは現金払いがほとんど!
基本的には、工事が終わった後に、現金払いのスタイルになります。
市町村に登録されている指定業者さんは、個人で経営している町の水道屋さんが多いので、カード払いや、振り込みのような形式をされている業者さんは少ないのが現状です。
外の水漏れは調査で注意するポイント!
やみくもに、穴を掘るのでは時間がかかってしまい、結局費用もかかってしまいます。
ですので、水が漏れている箇所を特定できる道具があります。
こちらのように、耳かきみたいな「音聴棒(おんちょうぼう)」と呼ばれる水漏れ箇所を見つける道具があります。
プロの方が聴くと、水漏れ箇所では噴き出している水の音が聞こえるらしく、音が大きくなっているところを見つけ、その後実際に掘って確認します。
どんな箇所から水漏れしやすいの?
先ほどの水漏れしていた箇所を引きで見てみると、こんな場所です。
家の外で、特にお風呂、台所など水回りがある箇所の外付近が多いとのこと。
水道業者さんが調査の際に、「お風呂はどこですか?キッチンはどこですか?」と聞かれることが多く、それは水回り箇所を把握し、水漏れ箇所を特定するために質問しています。
写真のように、水漏れ箇所の疑いがあれば、すぐに掘って、配管を目視できるようにします。
漏水工事のビフォー&アフターがこちら
右が、漏水していた箇所の古い給水管、左が新しく交換した給水管です。
色が違うのが分かるかと思いますが、給水管の素材が時代とともに、強化されており、従来の配管は継ぎ目が折れやすく、水漏れしやすいとのこと。
そこで気づく方もいるかと思いますが、1か所でも水漏れしていたということは、他の箇所も水漏れするリスクがあるということ。
通常は水漏れしていた箇所だけ直すのが漏水対応工事ですが、不安な方は、給水管全体を交換する工事も手です!
ちなみに給水管を家の全体交換した場合は、概算で30万円から50万円ほどの費用がかかります。
外部配管の1か所の水漏れ修理なら、4,5万円ぐらいです。
地面がコンクリートの場合の漏水対応はどうすれば?
家の周りが土ではなく、コンクリートの土間仕上げにしているご自宅も多いのでは?
その場合は、コンクリートを壊し、穴を掘って水漏れしている給水管を特定する必要があります。
水道管の水漏れで、床面がコンクリートの場合の費用について解説